骨髄バンクへのドナー登録者数は20万人を超え、患者さんに適合するドナーが見つかるチャンスは少しずつ増えてきております。しかし、ドナーが見つかっているにもかかわらず、高額な闘病費用が過重な負担となり、骨髄移植を断念せざるを得ない患者さんもいらっしゃいます。
「経済的な理由で骨髄移植が受けられない患者さんのために使ってください」と、佐藤きち子さんが1995年に亡くなる直前に300万円を寄付されたことを機に、その意思を受け継ぎ、その名を冠した「佐藤きち子患者支援基金」が設立されました。
この事業では、88件、総額およそ2,800万円の給付(2003年1月現在)を実現してまいりましたが、厳しい経済・社会情勢のなかで幾度か基金枯渇の危機に直面し、過去に二度の給付停止を余儀なくされました。
本基金を運営する私達全国骨髄推進連絡協議会は、経済的理由によって患者さんが生きるチャンスを失うことのないよう、今後もこの支援事業を維持・発展させていきたいと考えています。
そのためには恒常的かつ安定的な基金の積み増しこそが重要です。
この支援事業の趣旨にご賛同いただける皆様方からの、善意溢れるご寄付を心よりお待ち申しております。
特定非営利活動法人全国骨髄バンク推進連絡協議会
佐藤きち子患者支援基金のリーフレットより
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